大人におすすめの昆虫図鑑:美しさと生態を楽しむ珠玉の20選

おすすめ書籍・図鑑レビュー

昆虫の世界は、小さくても驚きと発見に満ちています。

本記事では、大人でも楽しめる美しい写真や精緻な解説が魅力の昆虫図鑑を厳選してご紹介します。

ただ観察するだけでなく、進化の不思議や絶滅危惧種の現状、さらには飛翔や微細構造まで理解できる本ばかり。

知的好奇心を刺激しながら、昆虫の美しさや生態を深く味わえるラインナップです。

ビジュアル 世界一の昆虫

著者:リチャード・ジョーンズ 
編集:ナショナル ジオグラフィック 

「ビジュアル 世界一の昆虫」は、リチャード・ジョーンズとナショナル ジオグラフィックが贈る、昆虫の世界への鮮烈な入門書です。

タイトル通り、様々な「世界一」の昆虫たちを美しいビジュアルで紹介しています。例えば、「翅の数が世界一」や「頭がいちばん長い虫」など、ユニークな昆虫たちの姿は、人間たちを驚かせ、そして好奇心を刺激します。

135種もの昆虫が網羅され、それぞれの生態が詳しく解説されている点も魅力的です。なぜその姿をしているのか、その理由を紐解くことで、昆虫たちの驚くべき進化と、自然界の多様性を理解できるでしょう。

本書は、普段目にすることのない、小さな昆虫たちの世界への冒険へと誘います。子供から大人まで楽しめる、知的探求心をくすぐる一冊です。

絶滅危惧種昆虫図鑑

著者:レヴォン・ビス (写真) / アメリカ自然史博物館 (昆虫標本) / 丸山宗利 (日本語版監修)
出版:日経ナショナル ジオグラフィック

「絶滅危惧昆虫図鑑」は、オオカバマダラという、大群で旅をする美しい蝶を紹介することから始まります。

アメリカで人気のこの種も、実は絶滅の危機に瀕しています。

その理由は、彼らが越冬する場所が限られており、森林伐採によってその森林が減少しているからです。

本書は、そんな昆虫たちの真実を教えてくれます。

美しいクローズアップ写真は圧巻で、普段目にすることのない絶滅危惧種の姿に、思わず息をのでしょう。

全部で40種もの昆虫たちを掲載。彼らの置かれた状況に思いを馳せ、自然保護の大切さを改めて感じさせてくれる一冊です。

昆虫顔面図鑑 日本編

著者:海野 和男
出版社 ‏ : ‎ 実業之日本社

身近にいるあの虫たちの“正面の顔”を見たことはありますか?

『昆虫顔面図鑑』は、カゲロウのくりっとした愛くるしい目から、スズメバチのいかにも攻撃的な迫力ある顔まで、普段は決して見ることのできない昆虫の正面写真を集めた貴重な図鑑です。

肉眼では見えない小さな昆虫の顔に、極限まで近づいて撮影することで、表情から生態や性格まで読み取れるのが特徴。

写真と共に各昆虫の詳しい解説も掲載されており、観察や学びとしても楽しめます。

昆虫写真家の草分け的存在である海野和男氏が長年撮り続けてきた珠玉の作品集。

昆虫好きはもちろん、自然観察や生物学の入門書としてもおすすめの一冊です。

昆虫顔面図鑑 世界編

著者:海野 和男
出版社 ‏:‎ 実業之日本社

こちらは『昆虫顔面図鑑 』の世界編です。

著者が世界各地を巡り撮影した珍虫・奇虫を含む全130種を収録しています。

小さくて動き回る昆虫を撮影するのは難しいですが、本書では顔面にクローズアップした写真で、その姿を詳しく観察できます。

昆虫は分類群ごとにまとめられており、それぞれの特徴が一目でわかるようになっています。

肖像画がその人の人となりを示すように、昆虫の顔面写真から目の役割や口の形を読み取り、生態を想像できるのも魅力です。

またカブトムシやクワガタの湾曲した角など、迫力ある写真も満載で、見ていて飽きません。昆虫好きはもちろん、自然や生物の面白さを存分に楽しめる一冊です。

世界の奇虫図鑑: キモカワイイ虫たちに出会える

著者:田邊 拓哉
出版社:誠文堂新光社

『世界の奇虫図鑑: キモカワイイ虫たちに出会える』は、「奇虫」と呼ばれる、人間の主観で特に目を引く変わった生物たちを紹介する図鑑です。

昆虫以外の節足動物が多く掲載されており、タランチュラやサソリ、ムカデなどのよく知られた種から、最近人気のリオックやヒヨケムシまで幅広く網羅。

さらに、各種の飼育方法についても詳しく解説されています。

日本に生息するトリノフンダマシは、その名の通り鳥の糞そっくりで、自然界のユニークさを感じられる例のひとつです。

キモかわいく、思わず見入ってしまう生物たちを通じて、節足動物の魅力や驚きの生態をじっくり楽しめる一冊です。

世界でいちばん変な虫: 珍虫奇虫図鑑

著者:海野 和男
出版社:草思社

『世界でいちばん変な虫:珍虫奇虫図鑑』は、昆虫の中でも特にユニークで珍しい230種を厳選し、300枚以上の美しい写真とともに紹介する図鑑です。

奇妙な色彩をもつジンメンカメムシや、まるで仮面をかぶったようなカメンバッタなど、「どうしてこんな姿に?」と思わずにはいられない虫たちが勢ぞろい。

さらに、葉や枝にそっくりな姿に擬態する昆虫たちの進化の不思議にも迫ります。

写真はどれも実際の生態をとらえたもので、見れば見るほど驚きと発見がある一冊。

昆虫好きはもちろん、自然の造形美に興味がある方にもおすすめです。

見た目のインパクトだけでなく、虫たちの奥深い世界を楽しく学べる図鑑です。

世界で一番美しい蝶図鑑: 花や水辺を求め飛び回る (ネイチャー・ミュージアム) 

著者:海野 和男
出版社:誠文堂新光社

『世界で一番美しい蝶図鑑: 花や水辺を求め飛び回る (ネイチャー・ミュージアム)』は、世界中の美しい蝶を集めた贅沢な図鑑です。

蝶がこれほど色鮮やかに進化できた理由のひとつに、上下にぶれる独特の飛び方があり、これにより鳥に襲われにくくなったといわれています。

そのおかげで、人々は様々な美しい蝶を観察でるのです。

本書では、世界各地で実際に飛ぶ蝶を捉えた写真を厳選して掲載しており、非常に貴重です。

また、産卵や羽化などのライフサイクルのイベントについても解説されているため、美しいビジュアルを楽しむだけでなく、蝶への理解も深まります。

約250点の写真で、蝶の世界を存分に堪能できる一冊です。

昆虫飛形図鑑:昆虫食の先生、飛んでる虫に魅せられて

著者:三橋淳
出版社:八坂書房

『昆虫飛形図鑑: 昆虫食の先生、飛んでる虫に魅せられて』は、世界的にも珍しい、昆虫の飛翔姿を連写で捉えた図鑑です。

170種・写真630点以上の昆虫が掲載され、蝶や蛾のみならず、甲虫など、普段肉眼では見ることのできない高速で羽ばたく姿を詳しく観察できます。

「虫ってこんな風に飛んでいるのか」が一目でわかる構成で、翅の構造や飛ぶ仕組みなど飛翔にまつわる解説コラムも充実しており、虫の生態への理解を深められます。

虫に情熱を燃やした博士の昆虫愛が詰まった一冊で、慈しみ深く昆虫を眺める楽しみを体感できます。

電子顕微鏡で見る昆虫・奇蟲図鑑

著者:渡邊 孝平
出版社:グラフィック社

『電子顕微鏡で見る昆虫・奇蟲図鑑』は、肉眼ではとらえきれないミクロ・ナノレベルの世界を、電子顕微鏡で鮮明に映し出したユニークな図鑑です。

チョウやカマキリなど身近な昆虫から、サソリやムカデといった人気の奇蟲まで、110種類を収録。

普段は小さすぎて見えない虫たちも、拡大して見るとまるで怪物のような姿に。

口や目、触角などの細部がくっきりと映し出され、その造形美には驚きと発見が満載です。

見慣れていたはずの虫が、こんなにも不思議で美しいなんて——そんな新たな視点を与えてくれます。

虫好きの方はもちろん、理科好きのお子さんや図鑑コレクターにもおすすめの一冊。

研究資料としても、観賞用としても楽しめる内容です。

世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑

著者:ノア・ウィルソン=リッチ
出版社:河出書房新社

『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』は、ミツバチをはじめとする「ハナバチ(花蜂)」に特化した、珍しい図鑑です。

ハナバチとは、花の蜜や花粉を主な食料とする蜂の総称で、ミツバチやマルハナバチなど、花粉媒介を行う多くの種類が含まれます。

本書では、代表的な40種のハナバチを、美しい写真とともに詳しく紹介。

ミツバチの巣作りや社会性といったユニークな生態にも触れています。

また、人間にとって欠かせない「はちみつ」についても、養蜂の歴史やその方法を丁寧に解説。

蜂の生態に興味がある方はもちろん、はちみつ好きや図鑑コレクターにもおすすめの一冊です。

見て楽しく、読んで学べる、知的好奇心をくすぐる内容が満載です。

養老孟司と小檜山賢二「虫本」

著者:養老孟司 
著者、写真:小檜山賢二 

養老孟司と小檜山賢二『虫本』は、自然と人間の関係を深く見つめる解剖学者・養老孟司さんの洞察と、昆虫の造形美を鮮やかに切り取る写真家・小檜山賢二さんの作品が融合した、知性と美しさが共鳴する一冊です。

本書では、小さな虫たちをクローズアップで撮影した写真が多数掲載されており、実物大との比較も可能。拡大された虫の姿は、まるで宝石のように輝き、自然が生み出した造形の妙に驚かされます。

ミノムシの仲間・トビケラが木の枝や葉で作る巣は、まさに自然の芸術品。

「どうしてこんな形に?」と思わずにはいられない、不思議で面白い虫たちが満載です。

養老先生の思索を読みながらページをめくることで、虫の世界がより深く、豊かに感じられるはず。

虫好きはもちろん、自然や哲学に興味がある方にもおすすめの一冊です。

世界のクモ 分類と自然史からみたクモ学入門

著者:ノーマン・I・プラトニック
出版社:グラフィック社

『世界のクモ 分類と自然史からみたクモ学入門』は、昆虫とは異なる「鋏角類(きょうかくるい)」に属する節足動物・クモの世界を深く学べる入門書です。

本書では、100以上の科に分類される多種多様なクモを、豊富な写真とともに紹介。

分類や生態についての解説が充実しており、クモの基本から応用までしっかりと理解できます。

図解も豊富で、鋏角の動きなど、クモ特有の構造や機能についても詳しく描かれています。

世界的に著名なクモの専門家6名によって編纂された本書は、研究者はもちろん、クモに興味を持ち始めた方にもおすすめの一冊。

美しさと不思議さが詰まったクモの世界へ、知的な旅が始まります。

[超微細]美しい昆虫図鑑

著者:レヴォン=ビス
監修・訳:丸山宗利
出版社:学研プラス

この図鑑は、ただの昆虫写真集ではなく、まさに「昆虫の微細な世界への旅」といえる一冊です。

写真家レヴォン=ビス氏による撮影は圧倒的で、微細な毛や鱗片、関節や翅の模様までもが鮮明に捉えられています。

普通の肉眼では決して見ることのできない、昆虫の精緻な造形美を、大型本ならではの迫力あるサイズで堪能できます。

色彩も非常に鮮やかで、昆虫の自然な美しさが生き生きと伝わってきます。

日本語版の監修を務めた丸山宗利氏の解説も的確で、昆虫の特徴や生態をわかりやすく補足しており、写真だけでなく知識としても楽しめます。

昆虫好きはもちろん、科学や自然美に興味がある人にとっても価値のある一冊です。

この図鑑は「見る、学ぶ、感動する」を同時に叶えてくれる珠玉の作品です。昆虫の魅力を新たな視点で味わいたい人に、自信をもっておすすめできる一冊です。

美しい日本の蝶図鑑

著者:工藤誠也
監修:矢後勝也
出版社:ナツメ社

この図鑑は、日本在来のチョウ全240種を美しい写真で網羅した、見て楽しく、調べて便利な一冊です。

写真家として定評のある工藤誠也氏の撮影により、自然の中で生き生きと舞う蝶の姿が、まるで目の前で観察しているかのように再現されています。

特に便利なのは、各蝶の見られる季節や場所、分類が本の端に記されている点です。これにより、フィールドでの観察や研究にもすぐに活用でき、実用性が非常に高いです。

また、コンパクトなサイズ感も手軽で、持ち運びやすく、図鑑としてだけでなくビジュアルブックとしても楽しめます。

蝶好きはもちろん、自然観察や昆虫初心者にとっても頼れる一冊です。

総合すると、「調べる」「楽しむ」の両方を満たす、日本の蝶を知るための必携図鑑といえます。

世界で一番美しい甲虫図鑑: きらびやかに、つややかに輝く (ネイチャー・ミュージアム) 

著者:海野 和男、福井 敬貴
出版社:誠文堂新光社

この図鑑は、まさに「森の宝石」を集めた一冊です。

日本のタマムシといえば玉虫色ですが、世界にはブルーや黄金に輝くものなど、多様な種類のタマムシが存在します。

本書では、メタリックに輝くハムシやタマムシをはじめ、世界中の甲虫たちの美しい色彩や光沢を、標本写真と生態写真を通して存分に楽しめます。

写真は約800点に及び、ほぼ全てに学名が記されているため、鑑賞だけでなく学習用としても非常に充実しています。

甲虫の美しさを知り、思わずフィールドに出て観察や採集をしたくなる、昆虫ファン必携の図鑑です。

総合的に、美しさと実用性を兼ね備え、世界の甲虫の魅力を余すところなく伝える一冊といえます。

魅惑の昆虫生態図鑑

著者:Jiří Kolibáč
イラスト:Pavla Dvorská、Pavel Dvorský
翻訳:的場 知之
監修:長谷川 政美
出版社:丸善出版

この図鑑は、美しいイラストを通して、昆虫たちの驚くべき生態を楽しめる一冊です。

人間のように農業を営むアリや、奴隷狩りをするアリ、さらにはそのアリと共存する昆虫まで、ページをめくるごとに驚きと発見があります。

読んでいると、まるで物語を楽しんでいるかのような感覚になります。

科学的な知識と読み物としての楽しさが両立しており、昆虫の多様性や生態に興味がある人はもちろん、ビジュアルで楽しみながら学びたい人にも価値のある一冊です。

総合すると、美しいイラストと詳細な解説で、昆虫の世界の魅力を存分に味わえる、魅惑的な図鑑といえます。

たくましくて美しい 糞虫図鑑

著者:中村 圭一
出版社:創元社

糞虫とは、糞をエサにするコガネムシの総称です。

実は日本にも、メタリックに輝いたり、カブトムシのように角を持つ変わった糞虫が存在します。

中でもオオセンチコガネは、生息地や個体によって体色が大きく異なり、赤紫から濃い青まで、さまざまな色彩を楽しめます。

本書はコンパクトながら、日本と世界の糞虫を幅広く網羅しており、観察のポイントから飼育方法まで詳しく解説しています。

また、糞虫に関する雑学や生態の面白さも知ることができ、ただの図鑑にとどまらない知的な楽しさがあります。

糞虫のたくましさと美しさを存分に味わえる、昆虫ファン必携の一冊です。

ファーブル驚異の博物学図鑑

著者:イヴ・カンブフォール
翻訳:奥本 大三郎、瀧下 哉代
出版社:エクスナレッジ

かのダーウィンに「類い稀な観察者」と評された、ジャン=アンリ・ファーブル(1823~1915)。

彼が情熱の限りを注ぎ込んだ『昆虫記』全10巻は、昆虫の習性を緻密に描写し、読む者の魂を揺さぶる名作です。

本書『ファーブル驚異の博物学図鑑』では、その膨大な『昆虫記』の中から、特に有名で魅力的な箇所を厳選。

さらに、色鮮やかな新しいイラストや写真を添え、現代の読者にも楽しめる形で蘇らせています。

ファーブルの生涯や抜粋された文章とともに、美しい写真を眺めながら、昆虫の面白い生態を学ぶことができます。

読むたびに新しい発見がある、自然観察や生物学好きに必携の一冊です。

虫のぬけがら図鑑 ―脱皮と成長から見る昆虫の世界

著者:安田 守
出版社:ベレ出版

昆虫は脱皮を繰り返し、幼虫から成虫へと羽化します。その脱皮後に残る「ぬけがら」は、虫の成長の記録そのものです。

本書『虫のぬけがら図鑑』では、実際に集められたぬけがらの写真を通して、昆虫の生態や成長の秘密を紐解きます。

身近な虫のぬけがら約290種を、美しい写真とともに紹介。羽化の瞬間を捉えた写真も豊富で、脱皮のしくみについての解説も充実しています。

昆虫観察や自然学習をより深く楽しみたい方におすすめの、一味違ったユニークな図鑑です。

大江戸虫図鑑

著者:西田 知己
出版社:東京堂出版

江戸時代、人々はどのように蚊を撃退し、ノミを取り除いていたのでしょうか?

『大江戸虫図鑑』では、5章100話の構成で、文学作品や名所図会などに描かれた江戸の虫たちの絵を掲載。

当時の人々と虫とのかかわりが、生き生きと伝わってきます。

虫の詳細な絵を通して、江戸の生活や文化を視覚的に学ぶことができ、現代との違いもわかります。

歴史好きはもちろん、虫好き、大人から子どもまで楽しめる一冊です。

まとめ

今回ご紹介した昆虫図鑑は、どれも単なる写真集ではなく、科学的知識と視覚的な楽しさが両立した作品ばかりです。

どの図鑑も、大人の昆虫ファンはもちろん、自然や科学の魅力を深く味わいたい方にぴったりです。

写真で楽しみ、知識で理解し、ページをめくるたびに新たな発見がある──そんな「大人の昆虫図鑑」の世界をぜひ体験してみてください。

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